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巻き爪とは?
■巻き爪というのは女性が仕事上、狭い靴先、ヒールのある靴などを履くことで足の親指に人差し指が当たり変形する事で発生する足の指の痛みです。
足の指先が靴で圧迫され第1趾・母趾に第2趾・示趾が当たり爪を変形させ巻き爪になるですね。
趾 … 音読みで『シ』と読みます。
今回は嫁が巻き爪に苦しんでいたのでいろいろ調べて得た知識などやってみた事、嫁の感想を交えて書いていきたいと思います。
巻き爪のを治す器具を調べてみた
■僕は最初にどのような商品があるのかを調べてみました。種類が多いので簡単に分類をしてみると以下の感じでした。
- テーピングで巻き爪が食い込む部分を押し下げるタイプ
- 爪の先にワイヤー入りのアタッチメントを付けるタイプ
- 巻き爪のサイドにフックをかけて正常な爪の形に戻すタイプ
- 爪の中央部分から張力のあるテープを貼り付け曲げ癖を矯正しつつ爪を伸ばして治すタイプ
などなどいろいろあり過ぎて困ります。。。ショッピングサイトのレビューを読むと靴下に引っ掛かる、取り付けにくい、外れてしまったなど書いてあり、価格も少し高めに感じたので個人的にはいまいちに感じました。なのでとりあえず購入する前に自作できるものはDIYでなんとかしようとしています。
最初に試したテーピングタイプ
■効果が薄いと無駄遣いになってしまいますので最初は家で眠っているテーピングを使って真似をしてカットしてみました。
切り出し方
■まず用意するのはテーピング・平面のあるペットボトル(エンボスは×)・良く切れるハサミです。
テーピング本体だけではハサミに引っ付いてカット出来ないので1ℓの炭酸のペットボトルの平らな部分を切り出してその上にテーピングを貼り付けます。ペンでカットしたい形に下絵を描いてハサミで切っていくと同じ効果の物を作ることが出来ます。
何個か切り出せば上手になるので問題無いと思います。
使ってみた感想
■軽度の巻き爪の人には指の肉を押し下げる効果があるので傷みは軽減されますが、巻き爪の進行が進み、爪の矯正が必要な状態に達しているとあまり効果は望めないかもしれません。
巻き爪リフト風で真似してみる
■巻き爪の中央部分に張力のあるテープを貼り付け爪を伸ばしながら少しずつ直していくタイプです。これの真似をしてバネ材の替わりに薄いプラスチック(綿棒の蓋を5mm幅にカット)をアロンアルファーで貼り付けました。貼り付けた場所が重要なのですが爪が巻きはじめない位置の辺りからが良いと思います。
自作して使ってみた感想
■この商品の理屈は正しいと思います。爪の先を矯正するだけでは新たに伸びてくる爪の曲がり具合が正常に戻らないので時間がかかると思います。爪が伸びるのに時間がかかるので最初は効果を感じにくいですが酷い巻き爪には必要な処置だと思います。
実際嫁の右足は爪の横部分が真下を向いていましたが、同じ様な処置でほぼ痛みを感じなくなったみたいです。
爪先が曲がっていると伸びた部分が巻き始めるのでこの後紹介する、ワイヤー方式と併用しながら伸ばすと完治までの近道かもしれません!
根元の綺麗な爪を変形させずに先まで伸ばすと治る!
0.4mmのワイヤーで巻き爪を治してみる
足の爪の状態
■とりあえず施工前の爪の状態を確認してください。一見普通に見えますが親指が明後日に向いてます。爪も変形しています。
■このように本来伸びていく方向から左へ曲がって行ってます。
■反対の親指も同じ感じに曲がって伸びています。
爪に穴を明ける
■僕が購入したキット内容はこのようになっていました。
■このように爪に対して穴の明けやすい位置90度くらいをキープし、親指で押さえている状態で黄色の部分を指で回転させるとすぐに明きます。細いドリルは簡単に破損しますので取り扱いには注意が必要です。
キリ(ドリル)の後ろをつまんで回しても位置が安定しないので明けにくいですよ。ドリルは押す力が無いと穴が明きません。
■穴の明ける方向ですがワイヤーが歩いている時に刺さらない様にほんの少し傾ける方が良いですね。。なので外側からではなく内側から明ける事になるので自分で穴を明けるのは難しいかもしれません。。。
ワイヤーを通し固定
■テンションをかけて引っ張った状態です。反対側のワイヤーは通し終えるまで2cm程出しておかないと外れてしまいます。上手く出来ないときは後でカットするのも良いですね。引っ張るときに穴の明いている方向に引っ張らないと爪に負担がかかるので注意してください。
手でワイヤーを引っ張るのは難しいと感じたらラジオペンチのローレット(ギザギザ)が無い部分で引っ張ると良いですよ。ローレット部分で掴んでしまうと傷が入って残りのワイヤーが使えなくなります。
■爪とワイヤーの隙間が無くなったら出ている部分を切り落とします。無理して隙間を無くそうとすると爪が割れたりしますので注意してください。
安物のニッパーでも簡単に切り落とす事が出来ますが歯の目立てが外側からされておりフラットではない商品が多く、切ったワイヤーが飛び出してしまうので内側から歯の目立てが行われているニッパーの方が今回の作業には向いています。
■飛び出した部分に引っ掛かりを感じたり、する場合はダイヤモンドやすりで頭を少しならすなどすれば良いと思います。上手に穴を明けて綺麗にカットすれば特に必要のない工程だと思います。
■瞬間接着剤で固定をする前に一度歩いて痛みが無いか、靴下などを履いて引っ掛かりなど無いか確認します。問題無ければ穴の部分に外れ止めの瞬間接着剤をほんの少し付けます。爪の真ん中付近にもほんの少し接着させ引っ掛かった時の外れ防止をしています。
■ワイヤーを装着した爪とワイヤーのクリアランスは結構ギリギリです。ワイヤーが触れないように最初に紹介したテーピングタイプの商品と併用するのも良いかもしれませんね。
ワイヤー施工5日後
■見てもらうと分かると思いますがワイヤーと爪の間に隙間が出来ています。巻いていた爪が開きワイヤーにゆとりが出た為です。お風呂上りには爪が柔らかくなりますのでそのまま形が保持されていくのですね。
■変化が分かると思います。このキットはヤフオクで買いましたが常に出品されているようなのでリンクを貼っておきます。商品ページの写真の施工方法が参考になると思いますので一度ご覧ください。
ワイヤーの取り外し方
■ワイヤーの中央部分は爪が矯正されていると隙間が出来ていますのでニッパーの先で切断が容易になっているはずです。
■切断すると元の形にワイヤーは戻ります。そのまま真っすぐ引き抜けば簡単に外すことが出来ます。次のワイヤー装着までは新たな穴を明ける為に爪を伸ばすことになり期間がかかることに注意して外すタイミングを考えると良いと思います。
何故巻き爪になるのか?
■第2趾を親指に押し当てると変形した爪の形にピタッとフィットします。足の指を靴の先に押し込める行為は足を変形させるので靴選びが大事なのだと思います。環境が改善されないと巻き爪は一時的に治っても(痛みが無くなっても)また再発するでしょうから根本的な見直しが必要ですね。
まとめと感想
- 市販の商品は理にかなっており効果が期待できる
- ワイヤーを使った施工は安上がりだが技術が必要
- 根本から伸びてくる爪を綺麗に伸ばしその形になるように誘導する
- 根本的な解決の為には靴選びから
- 期間はかかる
■今回施工してみて感じたのは時間がかかるのと爪先だけでなく根元から伸びてくる爪も同時進行で矯正するのが一番早いと感じました。巻き爪で困っている方の為に参考になれば幸いです。ではまた!