音の出なくなった古いベースギター
■前回のブログの続きになるのですが大阪梅田のESPに行ってきました。
というのも過去に後輩から『持ってってください』と預かってその後『良いベースだから買うよ』と伝えたのですがそのまま譲り受ける事となり、ずーーーっと僕の家に居座ってます。
貰った時からトーンコントロールはガリってたしノブには多少問題があったのですが、基本フルアップで音色はセレクターの切り替えのみでしか弾かないということもあり気にしてなかったのですが
いざ音を出そうとすると音が出ない。。。。
動かしてもガリすら出ない、、、、チーン、、、、
ということで慣れないリペアに挑戦してみることにします。
Greco GOB-900の紹介
■見た目の丸っこい可愛らしいベースになります。特徴としては
- Greco GOシリーズの1978年製初期型
- ゴダイゴのスティーヴ・フォックス氏が使用したモデル
- フジゲン製(富士弦楽器製造)
- ボディはセン
- ネックはメイプルとウォルナット
- 指板はローズウッド
- 7プライスルーネック
- ロングスケール
- ハムバッカー
- パラフレーズスイッチ/PUセレクター
- 1ヴォリューム2トーン
■このGOBシリーズには3種類あり1200/900/700とありました。1200アクティブ回路で他はパッシブです。(だと思う。)1200は3バンドEQが付いていて多彩な音色を出せるようですがシンプルな構造の700や900の方が個人的には好感が持てます。4万円以下でGOB-700など売っていれば買いだと思いますよぉ。
GOBとはグレコオリジナルベースの略。製造したのは富士弦楽器製造です。現在はフジゲンに社名変更されております。
パラフレーズスイッチとは何ぞや?となると思うのですがグレコの呼び方でシリーズとパラレルを切り替えるスイッチになります。
シリーズとパラレルとは何ぞや?という方はこちらをお読みください
■YouTubeで『gob-900』で検索すると少ないですがヒットします。出音はこちらで確認してもらう方がよろしいかと。上手だもの。
購入したPOTを取り付ける
■今回ESPで購入したのはシャフトがミリ規格のBカーブです。確か500kΩB(写真取り忘れ)
https://espguitars.co.jp/parts/electronics/
いざハンダを外して新しいPOTを挿入しようとするとなんと取り付け軸径が太い、、、
な、なんで?
ミリ、インチの規格はコントロールノブを取り付けるスプラインのピッチだけでなく本体取り付け部分の軸径もインチ、ミリとあるのです。
なので今回グレコのベースに必要だったのは
- スプリットシャフト → ミリ
- 取り付け部 → ミリ
今回購入したのは
- スプリットシャフト → ミリ
- 取り付け部 → インチ
ま、間違えた。。。なので穴が小さく取り付けできませんのでベースの穴を少し拡張して取り付けました。。。。
今後交換することがあってもまたESPのものを使うと思いますので。まぁええだろうと考えました。
■オリジナルの配線処理だと思うのですがあんまり綺麗ではないような気がします。トーンはノブを回しても全く反応がないのでとりあえず撤去しました。そのうち付けます。
■自作エフェクターを作っている電子機器に明るい知り合いからおすすめをいただいたのですが手持ちのハンダで済ませました。音質にこだわる方は参考にしてください。
POTのサイズは3種類
■POTには三種類の組み合わせが存在するようで
ミリとミリ・インチとインチ・インチとミリの組み合わせの様です。。。詳しくは下記を参考にしてください。
POTのホットなラボ / 第3回 インチ、ミリ規格について|サウンドハウス
一応完成
■穴を拡張して取り付けの終わったGOBですが弦が切れたままだったので一番安いフォトジェニックに弦を張ることに。
■値段も手ごろでテンションも低く弾きやすいので家でたまにしか弾かないからこれで僕は十分です。スタジオに持っていくならダダリオに張り替えますけどね。
■購入したのはこのお店でした。こんなピックステージから投げられたら失神してまうわ。
出音の確認
■最後のページにFL studioで作ったループがあるのでそれを参考にしてください。まぁワンフレ弾いてループしてるので参考にはならんのですが。VSTはアンペグで硬めの音作りです。
ギターは適当に入れました(アコギは素材)
最後に
■去年の間にDTMで音源出したいねと昔の仲間と言っていましたが、あっという間に時間は過ぎて仕事も忙しくなり後回しの連続。。。
ライブはやることないのだろうけどステージ映えのするエクスプローラーを弾いてみたいものです。。ラバーソウルとデニムとジャケットが似合うっしょ?(ベース直してますが担当はギターです)
それではまた。