洋楽

【音楽レビュー】ビリージョエル初のライブアルバム『Songs in the Attic』とは?

洋楽との出会い

■どーもよし兄です。第1回目の音楽レビュー投稿になります。普通にアルバムを聴いて感想を語っているWEBサイトはごまんとありますのでビリージョエルとの出会いやその時代の背景などにも触れながらレビューを書きたいと思います。

僕が13歳の中学一年の頃にちょっと大きな病気をして半年程入院をしていたのですが、テレビを見る時間は限られていました。その当時の僕の情報源といえば同じ入院患者の先輩(超怖いヤンキー)から借りるカセットやFMラジオの音楽だったのです。

そして入院のお供になっていたのはAIWAかSANYOの赤色のダブルラジカセでした(うろ覚え)。横に長くスタイリッシュなデザインだったことを覚えています。

時は80年代初頭。最初になぜか海援隊を好きになってRCサクセション(テレビで箱根オデッセイ’83のライブ)、SHOGUN、アナーキー(亜無亜危異)、メンアットワーク、ABC、、、などなどもう雑食も良い所っす😂

そしてマイケルジャクソンのスリラーがバカ売れしそのブームと共に出会ったのがビリージョエルでした。その頃ちょうどイノセントマンが発売されて大ブレイク!!

入院していたのでレコードを借りに行く事も出来きない僕の為にハタチそこそこの可愛い看護婦さんがカセットを貸してくれるんです。『ストレンジャー』『ニューヨーク52番街』などを聴かせてもらったのは良い体験でした。アルバムも名曲ぞろいで捨て曲無し!!さすが80年代と言いたい。

こんな感じで僕は洋楽と出会いどっぷりずぶずぶとはまっていくのでした。。。

Songs in the Atticはどんなアルバムなのか?

■この当時ビリージョエルには残念なことに廃盤がありました。1971年にリリースされた幻のファーストアルバム『Cold Spring Harbor』の中から2曲演奏されているアルバムが

『Songs in the Attic』になります。タイトルを翻訳すると

屋根裏部屋にある歌となりますね。ヒット曲に恵まれた通算

  • 5枚目『ストレンジャー』
  • 6枚目『ニューヨーク52番街』
  • 7枚目『グラスハウス』

などのアルバムから聴いたファンはライブで新曲と勘違いするほどだったのです。その80年のツアーから1~4枚目までのアルバムで選曲されたライブアルバムが通算8枚目の『Songs in the Attic』になります。

■1980年に15回の新旧の曲を織り交ぜたライブをした中からのテイクが収録され、予言といわれる曲となった(911の予言)マイアミ2017などは音響の効果を狙ってマジソンスクエアガーデンで録音されていたりとこだわりを感じます。

ライナーノーツもビリー自身が書いていますし、プロデューサーのフィル・ラモーンも書いています。このアルバムにはこの当時の定番曲『スーベニア』も収録される予定でしたが収録時間の関係上無理だったようです。

収録曲と感想

1. マイアミ2017
2. 夏、ハイランドフォールズにて
3. 街の吟遊詩人は…
4. ロスアンジェルス紀行
5. シーズ・ガット・ア・ウェイ
6. エヴリバディ・ラヴズ・ユー・ナウ
7. さよならハリウッド
8. キャプテン・ジャック
9. 僕の故郷
10. さすらいのビリー・ザ・キッド
11. 楽しかった日々

■まずは1~4枚目までのアルバムを紹介しないといけませんね。

  • 1枚目『コールド・スプリング・ハーバー〜ピアノの詩人』5.6曲目
  • 2枚目『ピアノ・マン』8.9.10曲目
  • 3枚目『ストリートライフ・セレナーデ』3.4曲目
  • 4枚目『ニューヨーク物語』1.2.7曲目

■なんとも渋い選曲で透明感のある曲が多く、素朴なピアノ弾き語りもありこのアルバムが醸し出す雰囲気は独特といえます。アルバム全体のイメージとしては地味な印象の曲が多いのですが

個人の印象としては『飾らない名曲揃いのアルバム』これにつきます。

■ビリージョエルは私生活の影響がもろに出ている、、、いや反映されている楽曲や内容が多くありませんか?暗い時期は暗い曲、恋人との別れや一緒に過ごせる事の喜び、心にぽっかりと穴の開いたような空虚感が溢れているような曲もあったり。。。そこがまた魅力的なのかなと思うのです。

■とりあえずベスト盤買っとけ!!とも言えるのですがアーティストとしての進化をアルバムを追うように聴くのが僕はおすすめですね。イノセントマン以降のアルバムは名曲ぞろいといったアルバムに感じないので無理して聴く必要は無いような気がします。

ジャケット考察

■もちろんその当時(1981年)はレコードなのでジャケットも大きく見ごたえありました。ちょっとした写真集。情報の少ないこの時代だからこそありがたかった、、、

ジャケットはアップライトピアノが置いてある屋根裏部屋にビリーがアメリカの警官が持っている警棒の様に長い懐中電灯を持って照らしています。椅子には楽譜が置かれ長い間忘れ去られていた感じが出ています。

レコードの内袋はライブ演奏中のメンバーの写真で、MTVの流行る前の日本では貴重なショットでした。

若かりし頃のビリー・ジョエルがずらり

■見開きのジャケットには幼少期からの写真が並び、中にはライナーノーツ、裏ジャケットの翻訳、歌詞、訳詩、1曲ごとの解説も!!よし兄少年は心躍らせて読んでいました。今でも心躍るけどねwww

ライナーノーツって言葉覚えただけでも少し大人になった気がしたなぁ。

アルバムの感想

■収録されたかもしれない『スーベニア』が入ったリマスターとか出たら欲しいなと思ったりします。このアルバムは並々ならぬこだわりと想いが詰まっている事が伺えますし、ライブ盤といえども裏ベストの様に聞くことが出来る事に気が付きました。

昔ほど回数は聞かなくなりましたが無性に聴きたくなることがあるアルバムの一枚に生っています。次回は話中にでてきた当時廃盤のアルバム『コールド・スプリング・ハーバー〜ピアノの詩人』について書こうと思います!

ではまた!!!

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